みなさん、「バビロン 大富豪の教え」をもう読まれたでしょうか?
漫画にもなっており、非常に読みやすく、お金の名著の代表となっています。
今回は「バビロン 大富豪の教え」の「黄金に愛される七つ道具」についてまとめてお伝えしたいといます。
お金持ちとは何か?
まずみなさんは、お金持ちとは何か定義してくださいと言われたら、何と答えるでしょうか。
年収1千万円以上あること?それとも資産が1億円以上あること?高級車を所持したり、高級タワーマンションに住んでいることでしょうか?
これに対して本書では、お金を増やす仕組みを持っている人のこと、と定義されています。
そして、本書ではみなさんをそんなお金持ちにするためにはどうしたら良いのかを、「黄金に愛される七つ道具」としてお伝えしています。
この七つ道具を手にすれば、お金持ちになること間違いありません!
第一の道具 収入の10分の1を貯蓄せよ
地味!そんなことかよ!と、ツッコミを入れたくなりますが、逆にこれは基本中の基本と言えることでしょう。
人の生涯年収を2億円とした場合、10分の1を貯蓄すれば定年までに2000万円を貯めることができます。(ここでは税計算を無視しています。)
なんと第一の道具のみで、老後2000万円問題はクリアしてしまうわけですね。(笑)
上記は単純な例ですが、それをさらに運用に回したケースを考えてみたいと思います。
20歳~60歳まで働いて2億円稼ぐ人の年収は平均500万円となり、税引き後手取りは400万円とします。つまり、10分の1を貯蓄に回した場合、1年で40万円貯金することができます。
これをさらに、年利3%で運用に回した場合を考えてみます。(年金終価係数を使用して計算します。)
すると、60歳には本来元金2000万円が、3016万円となります。
それができたら苦労できない!と思われる方もいるかもしれません。
そんな方には、第二の道具を授けましょう。
第二の道具 欲望に優先順位をつけろ
これまた地味!とツッコミを入れたくなりますが、先ほどの10分の1貯蓄ルールを実行していく上では欠かせない考え方になります。
なぜなら、あらゆることに手持ちのお金を使っていたら、貯まるわけがありません。
本当に自分が欲しいものにはお金を使おう。一方で、お金を使わされていることはないか?例えば以下のものがあげられます。
- 宣伝広告に載っているのを見て買ったバッグや洋服
- 結婚したらマイホームを持つものだと思って買った家
- なんとなく周りの親は子供を私立に通わせているからうちも・・・。
上記を全部否定しているのではありません。本当に自分が欲しいのであれば、買えば良いと思います。しかし、企業の宣伝にのせられて物欲を刺激されたり、なんとなく植え付けられた価値観で買ったり、周りに合わせて消費するという行動は、すべて主体性がありません。
私はこれにお金を使う!という強い意志を持ってお金を使うようにしましょう。一方で、これは本来必要なかったと思うものにお金を使うのはもうやめましょう。
第三の道具 貯めたお金を働かせよ
第一の道具の説明の際に、貯めたお金を年利3%で運用したらという例をあげましたが、貯金(第一の道具)と節約(第二の道具)だけでは馬力不足です。
また、冒頭でも述べたように、お金を持っていることが財産なのではなく、定期的にお金が入ってくる仕組みこそが財産なのです。
それでは、貯めたお金を働かせるとは具体的にどのようなことなのでしょうか。
現代では、投資には様々な種類があります。具体的には預金や株式、債券、最近では仮想通貨やFXなどがあげられます。また、2024年から新NISAが始まり、世の中の関心も高まってきています。
長らくデフレが続いてきた日本でも、インフレが起き始めており、物価が上がるということは相対的に通貨の価値が下がってきています。
もちろん投資なら何でも良いのか、という疑問が残りますが、私としては生活防衛資金1年~2年分を保持したまま、余剰分を優良なインデックスファンドで積立運用すれば良いと考えます。
この具体的な投資の種類や方法については、あまりにも長くなってしまうためここでは割愛します。
お金をお金として眠らせておくのではなく、運用させましょうという話ですね!
第四の道具 危険や敵から金を堅守せよ
さて、せっかく築き上げてきたあなたの財産を狙う人たちもいます。
え、泥棒とかそういうこと?
もちろん、泥棒からも財産を守らなければならないですが、お金を持っている人に近づいて甘い言葉で誘惑してくる人たちもいます。
「絶対儲かる話をあなただけに教えます。」
「私に100万円を預けたら、年利20%で運用してみせます。毎年利益20万円のうち、あなたには10万円を渡します。10万円は私の手数料でいただきます。」
といった詐欺やぼったくりが代表例です。
上記のようなものはまだ見分けがつきやすいですが、手数料があまりにも高い投資信託や保険商品等、巧妙に、分かりにくくなっているぼったくり商品というものがたくさんあります。
知らないうちに買わされて、あなたの財産が必要以上に奪われていないでしょうか?
また、インフレも危険や敵の一種といえます。なぜなら、通貨の価値が下がるということは、今年の1000万円の貯金が来年には物価に対して900万円に減っていることになるからです。
そのようなインフレに備えるためにも、ある程度は株式や債券、不動産等、インフレに強い金融資産を保有しておく等の対策が必要になるわけです。
第五の道具 より良きところに住め
あれだけ第二の道具で節約について述べていたのに、矛盾しているようにも聞こえますが、本書では住居を重要視しています。
ただ安くて広い借家に住めばいいと話ではなく、住居は幸せと密接に関わっており、幸せは貯金を増やすモチベーションになることを説いています。
住居への支払いは心を豊かにする投資とも言っています。
確かに、職場まであまりにも遠く毎日時間を無駄にしている、毎晩繁華街の近くのため騒音でうるさくて寝れない、治安が悪いところだからと泥棒に入られないか不安等、住んでいる場所によって目に見えない形で影響を受けることは多いと思います。
精神的な豊さを手にすることができるなら、物質的な豊さはそこまで求めなくなるのではないかということでしょう。
第六の道具 今日から未来の生活に備えろ
人間誰もが老いて、死にます。その際に毎月少しずつでもお金を積み立てておかなければ、老人になって動けなくなった自分や、自分が死んだあとの家族に貯えを残すことはできません。
これはつまり、現代でいう保険に近い考えです。もしも何かがあったときのため、困らないように対策をしておけということです。
私なりに解釈したところ、「保険は最低限必要だが、基本的にきちんとお金を積み立てて貯金があるのであれば、必要以上の保険はいらない。」とも読めました。
世の中には様々な保険であふれており、任意保険の加入率は約9割と言われています。しかしその中で、自身が入られている保険のことを理解している人がどれだけいるでしょうか。
ただただ漠然とした不安から保険に入っておけば良いという思考停止ではなく、きちんと財産を作ることができていれば、万が一でも最低限の保険でカバーできるのではないかと思います。
第七の道具 自分こそを最大の資本にせよ
これまでの第六の道具までは知恵を授けるものでしたが、行動しなければ勝利の女神は微笑まない、ということです。
どんなに良いアイデアも、実行されることがなければ意味がありません。
本書では、お金持ちと貧乏人を分かつ最後の境界は、動いた者か、動かなかった者かと締めくくられています。
まとめ
バビロン大富豪の教え、いかがでしたでしょうか。
ご紹介したいずれも基本的なことですが、全部できているよという人はいるでしょうか。
お金持ちになりたい!と思ったなら、すべて実行してみましょう。何年後かには、財産の増加が目に見え、軌道に乗り、そして何十年後かにはお金持ち(=財産を増やす仕組みを持つ者)になれているかもしれませんね!
ではまたっ。
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